一般社団法人千葉県建設業協会のホームページ　「建者」

千葉県魅力ある建設事業推進協議会（CCIちば）は１１月１５日、市原市の湿津小学校で「建設業」の出張授業を開催した。今年度５回目となる今回は「建築」をテーマに、学校が完成するまでには多くの人（業種）が関わっていることを説明していった。本協会からは、市原支部に所属する新千葉建設の菊地政廣氏がゲスト講師として登場し、柱に使われている鉄筋とコンクリートの一部を披露した。また、現場で使用しているレーザー測量機も用意し、「建物を作る時は水平・垂直をきちんと測ることが重要」と説明。最後に「ものづくりは魅力的な仕事。自分の作った道路や建物が何十年も残り、色々な人たちに使われて喜んでもらえる素敵な仕事だ」と児童に伝え、授業を終了した。

本協会の市原支部は１１月１２日、小中一貫校の市立加茂学園周辺において、道路清掃活動をボランティアで実施した。当日は約５０名の会員が参加し、同校の通学路である県道市原天津小湊線（愛称：清澄養老ライン）に堆積した土砂を撤去するとともに、落ちていたペットボトルなども回収。子どもたちの安全を確保や地域の美化環境向上に一役買った。清澄養老ラインは、南房総地域の観光地へのアクセス道路となっており、普段から交通量の多い道路。そのため、ガードマンを置くなどして、ケガや事故が無いよう細心の注意を払いながら作業した。

本協会の夷隅支部は１１月１１日、いすみ市の和泉浦海岸で清掃ボランティア活動を実施した。当日は会員２２名が参加し、砂浜に打ち上げられたごみなどを回収した。　作業に先立ち、米本支部長は台風１６号による土砂災害や昨年発生した鳥インフルエンザ対応について感謝の意を述べたほか、今後いつ発生するかわからない自然災害などに対して、改めて支部会員の協力を求めた。当日は穏やかな天候のなか、火ばさみを用いた人力作業により、海岸に打ち上げられたペットボトルなどを袋一杯に回収した。集められたごみは、軽トラックの荷台が一杯になるほど回収され、地域の美化活動に貢献した。同支部では例年、管内の清掃活動を実施している。

今年度４回目となる千葉県魅力ある建設事業推進協議会（CCIちば）の出張授業が１１月９日、山武郡横芝光町の光小学校で開催された。当日は６年生の児童約５０人を前に、本協会八日市場支部に所属する畔蒜工務店の高橋秀徳氏、増子和輝氏がゲスト講師を務めた。授業で高橋氏は、児童に身近である「学校が完成するまで」をテーマに多くの業種の人が携わり、様々な道具が使用されていることを説明。続く増子氏は、現場測量で実際に使用するレーザー測量機を用い、水平・垂直・距離を測定して建物を建築していることを説明するとともに、「何もない場所から建物を建てることにやりがいを感じる」と児童に伝え、授業を終了した。

県県土整備部技術管理課と県建設技術センターは共催で、新工法・新技術の普及促進を目的に「土木技術講習会（令和３年度第１回ちば千産技術・新技術発表会）」を１１月８日、千葉市内で開催した。今年度は新型コロナウイルス感染症防止対策の観点から規模を縮小し、開催となったが、本協会の会員を含めた約１００名が参加した。講習会では、生産性の向上やコスト削減、工期短縮、環境保全などの諸課題解決に向けて、県内企業が開発した千産技術４件と新技術５件の合計９件が発表され、参加者は今後の業務の参考にしようと熱心に聴講していた。講習会はこれまで５３３件の新技術の発表があり、官民あわせて３，１８９名が参加している。